「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/12/21

冬休みの樂しみ

そろそろ年末年始が近付いて來たので、冬休み中の讀書計画を立てる。休みは一週間しかないが、その前後に三連休があるので、それも含めれば結構樂しめさうだ。

昨年末年始はどうだつたか振り返つてみると、「薔薇の輪」(C.ブランド著/猪俣美江子訳/創元推理文庫)、「論語」(吉川幸次郎著/朝日選書)、「幸福について」(ショーペンハウアー著/橋本文夫訳/新潮文庫)、「エマ」(オースティン著/阿部知二訳/中公文庫)、「顎十郎捕物帳」(久生十蘭著/朝日文芸文庫)を讀んだらしい。

今年は大長編を一息に讀んでみようかと思つてゐる。思ひ切つて「紅楼夢」全巻と行くか、樂しみはいくつかに分けて、「戦争と平和」と「細雪」、なんて感じで行くか、何を讀もうかと悩んでゐるだけで、にやにやするほど嬉しくなる。毎日作り置きの料理でちびちびやりながら、だらだらと大長編小説を讀む、冬休みとは良いものである。