「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/06/27

馬の国

今日、明日は何の予定もない。幸せだ。8 時過ぎまでゆっくりと寝る。ヨーグルト、林檎ジュース、珈琲だけの朝食のあと、朝風呂に入る。湯船の読書は「ガリヴァ旅行記」(スウィフト著/中野好夫訳/新潮文庫)。第三篇、ガリヴァは飛島ラピュタからその支配地バルニバービに降り、首都ラガードーの学士院を訪問。

昼食はオムライスとビール。午後も読書などして静かに暮らす。「転倒」(D.フランシス著/菊池光訳/ハヤカワ・ミステリ1252)、読了。次はまたレジナルド・ヒルに戻って、「子供の悪戯」(R.ヒル著/秋津知子訳/ハヤカワ・ミステリ 1536)の予定。「ガリヴァ旅行記」の続きを読む。第四篇、馬の国フウイヌム訪問記。読了。やはり第四篇が飛び抜けて凄い。「帆もやはりヤフーの皮で作った」とか、さらっと書いてあるところに凄みがある。「これは、年をとったのでは、皮が硬く、厚くて困るので、できるだけ仔ヤフーを使うことにした」……

夕食は鰯の梅煮。他に大和芋のとろろかけ御飯、豆腐と葱の味噌汁。夜の読書は「モンテスキュー」(世界の名著34/中央公論新社)より「ペルシア人の手紙」(井田進也訳)。「ガリヴァ旅行記」に続き、人間嫌いシリーズと言えよう。