「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/01/19

刺客列伝

また十時間近く寝てしまった。もし無理に起きなかったら、いくらでも眠れるのかも知れない。

出勤して粛々とドキュメント作成仕事。夕方退社。風呂に入ってから夕食の支度。おでん(牛筋、大根、蒟蒻、牛蒡天)で冷酒を少々。のち、ちりめんじゃこ大根おろし、御飯、油揚げと細葱の味噌汁。食後に蜜柑を一つ。

「史記列伝 (二)」(小川環樹・今鷹真・福島吉彦訳/岩波文庫)より、「刺客列伝」の章。確かどこかで、これを「世界初のスパイ小説」としている評論を読んだことがある。確かになるほどな、という感じ。「史記列伝」全体がそもそもスパイ小説的だが、「刺客列伝」のテーマは「士は己を知るもののために死す」。自分を高く買ってくれた人のため、一撃必殺を目指し死地に赴く殺し屋たちの宿命を描く一編。