「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/04/13

酒とバッハとスノッブとボサノヴァ

朝は寝床で「古楽の楽しみ」を聴いて、起き出したらバッハの音楽を流すようにしてゐるのだが、やはりそこにはスノッブ心があるのだらう、と言ふのも、仕事から帰つて来て、やれやれだよ酒でも飲まなきややつてられないよ、と思ふやうな時には、脱力系のボサノヴァなんて聞いてしまふのであり、しかし、疲れ切つた時には「二声のインヴェンションと三声のシンフォニア」が身体と精神に沁み渡るやうだね、なんて言つてみたくもあり、その理想と現実の間にゐる凡夫のあさましさであることよ。