「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/05/10

マカロニサラダと緑雨の午後

今日もいい天気だ。珈琲、ヨーグルト、果物類の簡単な朝食をとり、洗濯をして、定例のデリバティブ研究部会自主ゼミに出動。加法過程の定義など。ゼミ後のランチは近所のイタリアン。

帰宅してしばらく昼寝。午後は、昨日仕入れた人参とピーマン、実家産の玉葱でマカロニサラダを作ったり、「緑雨警語」(斎藤緑雨著/中野三敏編/冨山房百科文庫)を読んだりして、無為かつ惰弱に過す。

緑雨曰く、「偉人たるは易く、凡人たるは難し。謹聴すべき逸事逸話は、凡人に多く偉人に少し。われは今、世を同うせる人々のために、頻に逸事逸話を伝へらるゝの偉人多きを悲む」。ふうむ……そうだろうか。また曰く、「善も悪も、聞ゆるは小なるものなり。善の大なるは悪に近く、悪の大なるは善に近し。顕るゝは大なるものにあらず、大なるものは顕るゝことなし。悪に於て殊に然りとす」。なるほど……。また曰く、「不幸も弔はるゝ程なるは、猶楽しきものなり。これや限りの真の不幸は、竟に弔はるゝことなし」。この「楽しき」の凝縮度が凄い。

夕方、風呂に入ってから、マカロニサラダでビールを一杯だけ。のち、しらすにポン酢、蕪の糠漬、御飯、切干し大根の味噌汁。