「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/11/04

十一月の忠臣蔵と幕の内

ああ良く寝た。 珈琲、ヨーグルトのあと納豆定食。 朝風呂に入って、湯船の読書は「文章読本」(丸谷才一著/中公文庫)。 午前中は、図書館に本を返しに行き、そのついでにスーパーで食材を買って帰る。 昼食は、鶏肉、豚肉、蕪の葉、長葱の黒酢焼きそば。

午後は少し昼寝をしてから、冷やしておいた酒とグラスを持って東銀座へ。 辨松の弁当を買って、歌舞伎座にて「仮名手本忠臣蔵」。 昨夜ふと思い立って、席をとった。 夜の部は、五、六、七段目、飛んで十一段目の討ち入り。 勘平を菊五郎、女房おかるを時蔵、遊女おかるを福助、由良之助を吉右衛門など。

辨松の味付けの濃いおかずを肴に飲みながらの観劇。 上戸の人はみな心秘かに、幕の内弁当は酒の肴に丁度良い、と思っているに違いない。 むしろ、幕の内は酒の肴セットと言ってもよい。 そもそも、その目的で開発されたのかも知れない。

それはさておき、忠臣蔵を観ると、 やあ、年の瀬だねえ、もうすぐ正月だよ、という気分になってしまう。 今年、歌舞伎座では今月と来月の二ヶ月続け、配役を替えて忠臣蔵をかけるので、 十一月からの二ヶ月が年末なのだと了解しておく。